たきおのゲーム実況日記

ゲーム実況活動を行っていくうえでの何やかんや

【完走済み】初代メタルギアソリッドを実況プレイしました

Twitterのフォロワーさんに依頼されて、メタルギアソリッドの実況プレイを行いました。
無事完走できたので、ゲームの紹介と実況動画の記録ができればと思いましたので書いてみます。

このゲームも根強いファンが多く、いまだにフォロワーさんのように動画を見たい!とおっしゃる方はいらっしゃるようです。

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 ※ゲーム内に実写動画が活用されていることを受けて、パート5にてスマホのカメラで撮影した実写動画を含めてみました。

 

 

 

 

 

 

メタルギアソリッドってどんなゲームなの?

巷ではよく「スニーキングミッション」ゲームと呼ばれています。

とても簡単に言い換えると「潜入捜索&かくれんぼ」ゲームです。

ただ、ストーリーの題材は戦争と核兵器なので、とても重苦しいものとなっております。
特に年齢制限はないですが(当時はそういう制度もなかった…)、今ならきっと成人向けでしょう。
高校生以上の男性くらいになるとこのゲームが琴線に引っかかるかもしれません。
もちろん女性でも全然プレイして問題はありません。
性的な描写は多少ありますが、「服の上からでも十分わかるダイナマイトボディ!」みたいな程度のものなので、昨今のきれいなグラフィックの可愛い女の子が出てくる普通のゲームよりも全然健全だと思います。
ただ、ついさっきも書きましたが、戦争と核兵器が題材のゲームなので、殺し合いはフツーにあります。
なのでそのあたりでプレイするかしないか、好きか好きじゃないかの好みが分かれるところかなと思います。

このゲームは1978年から始まった「メタルギア」シリーズの1つで、グラフィックが大幅に向上したゲームハード「プレイステーション」でのシリーズ初のタイトルとなっています。
前2作に比べるとグラフィックやゲームシステムが大幅にグレードアップしているので、これをきっかけにファンになった方も多いのではないでしょうか。

詳しくて難しいきちんとした紹介についてはWikipediaの記事を頑張って読むと良いかと思います。

メタルギアシリーズ - Wikipedia

 

巷でも有名なキャラクター「スネーク」

声優の大塚明夫さんが演じるスネークはもうすっかり有名ですね。
このゲームはそのスネークが主人公のゲームです。
最近は他のアクション要素のあるゲームでも出演することが増えているスネークですが、もしそれらのゲームで彼を知って、このゲームをプレイしたことがないのであれば、どの作品でも構いませんが、是非「メタルギアソリッド」シリーズをプレイしてみてください。

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あなどれないグラフィックとガバガバの敵視力

www.nicovideo.jp

↑私の実況動画のパート1です。よろしければご覧ください。

グラフィックは初代プレステのものですが、当時の若者が(私も含む…w)熱狂したのがよく理解できるレベルです。
実況用にPCのディスプレイにゲームを出力してプレイしておりましたが、大画面でのプレイはなかなかに引き込まれるものがあり、まるでプレイアブル(操作可能)な戦争映画を見ているかのような、面白い体験でした。
基本的に敵しかいない基地に潜入し、できる限り発見されることなく基地内のあらゆる部屋へ忍び込み、武器や各種便利な機材を入手して進んでいきます。
道中にはいろいろな仕掛けやイベント、倒し方すらよく分からない強敵との絶望的なボス戦、ストーリーを盛り上げるムービーなどがあり、どれもハラハラするものばかりですが、最終的には「メタルギア」と呼ばれる超大型最終兵器の確認とそれの停止、もしくは破壊を行う、という流れになっています。

ゲームをプレイするか実況動画を一通り見ると分りますが、相手にするのは遺伝子強化が行われたエリート兵士や、歴戦のツワモノばかり。ゲームの説明書や最初の導入ムービーを見ていくと、プレイヤーはだんだんと「そんな基地に一人で乗り込んで大丈夫か…」と不安に駆られます。
ビビらない方がおかしいのです。

思い出してこうやって文章にすると少しワクワクしてきましたが、逆に道中のザコ敵の兵士の視力は超ガバガバで、「え!?普通そこからだったら見えるでしょ……」っていうレベルの距離でも見つからず、慣れたプレイヤーならサクサクと基地内を進入していくことが可能となっています。

それがまた実況動画にとってはいいスパイスになっておりまして、実況プレイヤー、特に初見実況を行う実況プレイヤーはそんなことは知らないのです。

ゲームの説明書やムービーで得た知識だけが全てですから、最初のうちは、それはそれはとても慎重なプレイングとなります。
少なくとも私はそうでした。
このゲームに慣れている人からすると、「そこまで慎重になる必要ないよwww」というレベルで慎重な行動を行ってしまうので、それを見るのが面白いというような方もいらっしゃるようです。

ただ、実況プレイヤーもパートを重ねると兵士の特性も理解していきますので、後半からは思い切った進軍を行うことも増えていきます。

そういう面も含めてプレイングの成長を見ることができるのも、このゲームを実況プレイすることの面白さかもしれません。

 

ミリタリーSFの題材としての核兵器被爆国日本

原作者の小島秀夫さんのインタビューやそもそもこの作品が生まれた背景などは理解できていないのですが、シナリオのキーとして「核兵器」があります。

核兵器に関する実際の組織や数字、実写ムービーなどが、ふんだんに取り入れられ、「お前らこれをゲームとして遊んでるけど、核兵器の危険性はリアルなんだぞ!!!」と警鐘を鳴らしているのがヒシヒシと感じられました。

日本は「唯一の被爆国」などと言われています。
このキーワードは有名ですね。
そんな国に生まれたからには、それを題材にせざるを得ない、それを題材にして世界に問題を提起したい、メタルギアソリッドからはそのようなとても強くて熱い意志が感じられました(個人的には)。

ストーリーを進めていくと敵軍の将校とのボス戦に突入します。

あたりまえですが戦争なので倒すと死にます。
死ぬんです。命が終わります。
死に際にそれぞれのボスはそれぞれの人生の振り返りを行い、そしてスネークを応援して死んでいきます。
なぜ応援するのか、それは、様々な理由がありますが、スネークは戦場という過酷な環境を、敵であれども共に過ごした人間であり、物事の収束に向かって突き進むことができる唯一の人物だからです。
このゲームをプレイしていて「すごいシナリオだな」と思ったのは、メインキャラクターのほとんどは人生に苦悩しており、普段の日本人の生活からは想像できない過酷な環境で生きてきた人たちばかりな点。そして彼ら彼女らは「生きる」という命題について常に真剣に考え続けています。
スネークは今どきの言葉で言えば「主人公補正」がかかっており、なんとか一連の事件を収束させますが、それでも彼の身の上話は過酷ですし、それでも現実を見据えて一歩ずつ物事を進めていく姿勢に思わずハッとさせられます。

「生きてるだけで丸儲け」ではないですが、辛いことも多い昨今の情勢かと思いますが、このようなシナリオを堪能して、今一度「生きる喜び」のようなものを再確認する作業としての本作のプレイは良いのでは?と思いました。
実況も終盤になるとそういう気持ちがだんだんと高まり、思わず人生哲学的な話題を出してしまったりしていました。

 

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まとめ

メタルギアソリッドは「スニーキングミッション」ゲームであり、「ミリタリー」ゲームであります。
軍事的な何か、例えば銃とかが好きな方はがっつりハマるかと思います。
そういうジャンルにあまり興味がない私は、戦争を通じた「生きることについて」というようなシナリオの側面に触れることができ、普段は得られない感覚や思考を得ることができました。
現代人は勉強や仕事などで毎日忙しく、目の前のことで一杯になりがちかなと思いますが、このような作品に触れることで、すこし立ち止まって「生きること」について考えるのも、よいかもしれません。

 

メタルギアソリッド(ベスト)

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