たきおのゲーム実況日記

ゲーム実況活動を行っていくうえでの何やかんや

初めてクラウドファンディングで出資して開発してもらったゲーム「LOST EMBER」は狼オープンワールド一本道ホロリゲーだった

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相当久しぶりのブログ更新となります。


タイトルの通り、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で出資したゲーム開発プロジェクトが見事実を結び、ゲームがリリースされて、それを開発チームからいただくことができましたので、実況動画を撮影させていただきました。

 

開発プロジェクトのページはこちら


私の実況プレイがどうだったかは動画を見ていただくとして、ここでは、そもそもクラウドファンディングでのゲーム開発ってなんなんだとか、「LOST EMBER」の世界観やゲームシステムの概要などをご紹介できればと思います。

 

実況動画(ニコニコ)

www.nicovideo.jp

 

実況動画(YouTube

www.youtube.com

 

クラウドファンディングの仕組み

クラウドファンディング(Crowd Funding:不特定多数の人で集まって出資すること…雲のクラウドじゃないよ!)」はここ数年で広く世間に認知された仕組みだと思います。

すごく簡単に説明すると、発案者がまず、「これこれこういうことがやりたいので乗っかってくれる人の資金援助を募集します!」みたいな内容の告知を専用サイトで行います。

それを見た人で興味がある人がお金を出し合い、お金が集まったらそれを開発資金として発案者は発案したものを実現するために頑張ります。

これはゲームに限ったことではなく、オリジナルの家電や電子機器だったり、新商品の料理やスイーツの商品化だったり、映画制作だったりと色々です。

そして、そのクラウドファンディング案件を募集するサイトがいくつかあるのですが、最も規模が大きく知名度が高いサイトが「Kickstarter」になります。

こちらはアメリカ発のサイトなので案件の説明は結構英語だけしか書いてないことも結構あります。

日本産のクラウドファンディングサイトとしては「CAMPFIRE」や「MAKUAKE」などが有名かなと思います。

Kickstarterはゲーム開発案件が豊富で、インディーズゲーム大好きでお小遣いに余裕がある方は割と積極的に出資を行っているようです。

CAMPFIRE」や「MAKUAKE」などの日本のクラウドファンディングサイトはゲームの開発案件はかなり少ないと思います。
電子デバイスや食べ物の新メニューの案件などは割とあると思うので、一度サイトを訪れてどんな案件があるのか確認するのがいいと思います。

 

ゲーム開発プロジェクトに出資する意味

それで、ゲーム開発案件に出資するメリットですが、すごく簡単にまとめると以下のような特典を得られる可能性があります。

  • 開発状況のレポートや開発途中の映像などをゲーム開発チームに共有してもらえる
  • β版のテストに優先して参加できる
  • ゲーム発売前に一足先に手に入れたりできる
  • 出資者しかもらえないゲーム内特典をもらうことができる場合がある(オリジナルスキンや特別なアイテム等)
  • ゲームのエンディングのクレジットに載ることができる
  • 出資した金額によってはゲーム内にキャラクターとして出演することができる

ゲーム開発のプロジェクトに出資することによって、上記のような特典を得られる可能性があります。

特に下2つはゲーマーとしてはかなりワクワクする内容の特典ですよね!

私が出資した「LOST EMBER」の場合は、80ユーロを出資して、ゲームのDL版のコードと、出資した人しか入手できない、オリジナルスキン(主人公の狼の毛色が変えられる特別なリワード)をいただくことができました。

出資金額次第では、さらにサウンドトラックのCDですとか、アートブックですとか、そういった世界観にどっぷり浸れるアイテムも貰えたようです。

 

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LOST EMBERの世界観について

そんな感じで私を含む多数の出資者の資金を元手に開発を行ってリリースされた「LOST EMBER」の世界観はこんな感じです。

舞台は既に人間が滅んでしまった世界で、ある日真っ黒な狼が突然人間の魂に声をかけられます。

その魂は本来なら死後に行けるはずだった「光の都(City of Light)」になぜか行けなくなってしまい、その理由を探してほしいというような話を持ち掛けてきます。
狼はその魂の話を聞きながら野山を駆け巡り、魂とともに、魂が光の都に行けない理由やその他いろんな謎を解き明かしていきます。

 まとめるとこれだけですが、実際にプレイしてみると、オープンワールド風味の広大なフィールドを魂とともにかけめぐり、草原や山岳地帯や湿地といった様々な地方をひたすらに走り抜けていく大冒険となっています。

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ゲームシステム

そんなちょっと独特な世界観の「LOST EMBER」のゲームシステムについて、ピックアップして説明します。

戦闘は無い

基本的に移動することで物語が進みます。
アクションゲームによくある敵との戦闘はまったくありません。
そのため、アクションゲームがそんなに得意でない方でも時間をかけてじっくりプレイすることで必ずクリアできます。

魂の憑依

まず、ゲームを少し進めるとプレイヤーが操作する狼は他の動物に憑依する能力を発現します。
それにより、ウォンバットやアヒルアルマジロなどといった個性的な動物に成り代わり、それらを動かすことでゲームを進めることができます。

動物にはそれぞれ固有の能力が設定されており、たとえばアルマジロは唯一地面を掘って地中のキノコ(トリュフみたいなもの)を取得できたり、立ち塞がる岩の下を潜ってステージを進めることができたりします。

憑依可能な動物の種類は思ったより多く、いろんな動物に乗り移って広大な世界を移動して楽しむことができます。

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ストーリーは一本道

これはシナリオの構成上しょうがないのですが、基本的にはフィールドを決まった方向に進んで分岐のない一本道ストーリーを進めることになります。

ここは多少賛否が分かれるところかもしれません。私としては、ストーリーの内容を考えると許容できるかなという感じでした。

一本道なのでネタバレに弱く、もし今後このゲームをプレイしたいと思っている方は解説ブログやゲーム実況動画を見ないようにした方がいいかもしれません。

ちなみに絶滅した人間の軌跡を追うようなストーリーなので終始物悲しく、終盤にちょっとだけ悲しみの波状攻撃がありましたが、それもどの程度キャラクターや世界観に没入できたかによると思います。

 

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ゲームを通しでプレイして実況してみた感想

プレイ感としてはかなり気持ちが良くて、戦闘など全くないにもかかわらずのめり込んで数時間プレイしていました。

ゲーム内のアチーブ要素として隠しアイテムが複数ジャンルで用意されているので、それらを集めるのを楽しみにプレイしてもよさそうです。(ちなみに普通にプレイしているだけではまず達成できない難易度と量でした)

ストーリーは多少単調さがあるものの、絶滅した人間が何をやっていたのかというような歴史を紐解く内容でまるで映画を見て動かしているような没入感がありました。

グラフィックは割とローポリ寄りであるものの、フィールドはめちゃくちゃ広大で世界観に違和感なく作成されていて美麗です。そのため、プレイ中のスクリーンショットがめちゃくちゃはかどりましたし、オススメします。

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そんな感じでご紹介した「LOST EMBER」ですが、Steam版のほか、Switch版もありますので、もし気になった方はそれらのプラットフォームでお気軽にプレイすることができます。

もし興味がありましたら、是非ご自身でもプレイすることをおススメします。

 

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